サッカー女子W杯で日本が優勝した。
「日本女子サッカーは世界的にレベルが高い」とい
うことを聞いてはいたが、優勝するとはお見事であ
る。
今回の女子サッカーの優勝で私がより確信を深
めたことがある。
それは、「日本の女性は強い」ということである。
ソフトボールでも優勝した。
界のトップで、国内選考に悩むほど人材が豊富であ
る。
柔道やマラソンでも女子部門が始まって以来、常
に世界のトップレベルにある。
プロゴルフでも活躍が著しい。
プロテニスでも世界レベルの女子選手は常に存在
している。
チーム競技でも個人競技でも優れた成績を残して
いるのだ。
これは今に始まったことではない。
東京オリンピックの女子バレーボールで「東洋の魔
女」の頃からそうだ。
日本の女子スポーツは強い。
これはすでに日本の伝統になりつつある。
では日本女子の体格が世界的にも抜きんでている
かといえば、そうではない。
むしろ小さい方である。
外国の選手の中には、「これは反則だろう!」という
ほど大柄な選手が沢山いる。
今回のサッカーのドイツやスウェーデン選手の平均
身長は173㎝もあった。
米国のワンバック選手は181㎝もある。
これに対し日本選手は、殆どが160㎝台前半の選
手ばかりだった。
そんな中で優れた結果を出すのだから、凄いことで
ある。
体格差を言い訳にしていないのだ。
日本女性の強さは、こうしたスポーツ競技の場面で
より明白になる。
どうしてこんなに強いのだろうか?
日本女子選手は真面目に練習に取り組み忍耐強い
からなのであろうか。
日本人が弱いとされてきた精神的なプレッシャーに
も負けていないようだ。
言われてきたようにプレッシャーに弱いのは実は男
子だけで、女子はなんともないのかもしれない。
あるいは、そもそも生き物として女性の方が強いの
かもしれない。
このサッカーでの優勝は、日本の女性の強さを世界
に知らしめることとなったと思う。