不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑯

 エンジニア・ロジャー・ニコルス夫人であるコ
ンラッド・リーダーについて、調べていたらいく
つかわかったことがあったので記しておく。
 コンラッドは、故郷で音楽教育について学ん
でいたが、自身がスターになる夢を捨てきれず、
ニューヨークに出た。
 そしていくつかの音楽スタジオで働き始めた。
 その後音楽プロダクションには入り、フィービ・
スノウ、パティ・オースチンらのレコーディングに
参加している。
 その頃自身もFugitive Blondeというバンドを結
成している。
 Fugitive Blondeとは直訳すると「逃亡ブロンド」
という意味だ。
 ちなみにコンラッドは染毛ではなく本物のブロン
ドである。
 米語では、もっと別の意味があるのかもしれな
いが、なんだか売れそうにないバンド名である。
 そのためか、このバンドはインディーズバンドと
してのみ活動していただけである。
 YouTubeに1曲だけ音源がアップされていたが、
あまり良い出来でもないと判断し当ブログへの掲
載は見合わせることにした。
 ジョン・デンバーコンラッドをバックバンドのメン
バーに迎え入れたのは1982年のことだった。
 ロジャー・ニコルスは、その2年前の80年にデン
バーの録音に初めて関わっているので、これはロ
ジャーの紹介かもしれない。
 あるいは、デンバーのバンド加入が機でロジャー
コンラッドが出会ったのかもしれない。
  コンラッドは、デンバーが1997年に亡くなるまで、
彼のバックコーラスを務めていた。
 彼女はデンバーとThanks to Youという曲を共作し
ている。
 なお娘のアシュリー・ニコルスは映像編集者として
活動している。
 
 ~続く~