昨日の夕方、電気をつけようとして蛍光灯の
紐を引っ張った。
あれ？おかしい。
引っ張っても手ごたえが無い。
蛍光灯の明かりは点かない。
とうとう、壊れたか。
実はこの蛍光灯は引き紐のスイッチの部分
が既にかなり以前から調子が悪かったのだ。
普通に引いても、引き方によっては戻ったり
戻らなかったりしていた。
だが、ある一定の引き方のコツがあって、そ
れを駆使すれば何とか使えていた。
紐を引く速さと力の入れ方にポイントがあった
のだ。
蛍光灯を点けるだけなのに、一苦労である。
しかし調子が悪いのは、引き紐のスイッチの
部分だけで他は何ともない。
となると、私のポリシーとしては使うしかない。
完全に駄目になるまでお役を全うしていただく
のだ。
私は、蛍光灯を何とかおだてて使っていた。
それにこの部屋の蛍光灯は夕方に点けたら就
寝まで点けっぱなしで何度もオン・オフを繰り返
すこともなかった。
そのため何とかこの日までもったようだ。
だが、それにも限界が来たようだ。
金属疲労か、それとも力の入れ方が悪かった
のか。
他は何ともないのに、これでこの蛍光灯もお陀
仏か。
諸行無常である。
私は蛍光灯を取り外した。
～続く～
