私が思いついた日本サッカーの興隆策は、
あまりにもありきたりなものである。
それは、プロの球団を減らすというものであ
る。
「何だ、どんなことか」と拍子抜けしてしまわれ
るような案である。
だが、私のような門外漢から見ると、現状の
日本のプロサッカー球団はあまりにも多いよう
に思われる。
J1の球団が18もあり、J2が19もある。
元々Jリーグの首脳は「各県に1チーム」とい
う基本構想があったらしく、現状はほぼそれに
沿っているといえそうだ。
だがこれはいくらなんでも多過ぎだと思う。
そんなにあって、やっていけるのか?と心配に
なってしまう。
プロのチーム数を増やせば、サッカー人気もそ
れにつれて上昇・定着すると考えておられるのだ
ろうか?
郷土愛とサッカー熱を組み合わせた球団経営は、
外国では一般的ではあるが、それをそのまま日本
にも導入しようとしているのだろうか?
私には日本のサッカーがそうなる前に、衰退して
いってしまうように思えてならない。
日本にプロサッカーチームは12もあれば十分だと
思う。
何でも増やせば勢いがつく、というものではない。