不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

耳を噛みちぎる。

 米国のプロ野球チームで、あまり例のない事件が
起きた。
 メジャー・リーグ・ドジャースの傘下の球団、3A球
アルバカーキアイソトープスの試合中にアイソトー
プに所属するチームメート同士2人の間で小競り合い
が始まった。
 連携プレーに関することが発端だったらしい。
 守備位置はキャッチャーとショートである。
 2人はグランドで争いを始めダッグアウトに戻っても
なおも争っていたそうだ。
 争いは思わぬ方向に展開した。
 キャッチャーがショートの耳を噛みちぎったのである。
 耳を噛みちぎるとは、過激である。
 ボクサーのマイク・タイソンが試合中に対戦相手の
耳に噛みついたことがある。
 タイソンが劣勢になり、思わずやってしまったらしい。
 その時もほんの一部であるが、耳は噛みちぎられた。
 今回は野球である。
 しかも、対戦相手ではなくチームメートである。
 そんな耳を噛みちぎるとは、どういうことなのか?
 タイソンが耳かじり事件を犯したとき、プロレスの山
小鉄氏がこう言っていた。
 「人間、追い詰められてそれでもどうしても勝ちたい
となると、耳に噛みつくってことが稀にあるんですよ」
 球団は、この噛みついたキャッチャーを解雇したそうだ。
 やむなしであろう。
 血の気が多すぎるのも困りものである。