不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

自転車のサドルを付け替える。

私の自転車のサドルは、以前から左後方の
部分が破れてしまっている。
 それでも乗車には何の支障も感じていなか
ったので、そのままにして乗っていた。
 だが、先日ジーパンが破れたのはこのサド
ルの破れが関係しているのではないか、と考
えるようになった。
 サドルの破損部分とジーパンの尻の部分と
が摩擦し破れやすくなったのではなかろうか。
 これについては特に確証があるわけではな
いが、そう考え出すとこの破れたサドルを一
刻も早く交換しなければ、という気になって
きた。
 次々にズボンに穴を開けられては堪らない。
 さて、それでは新しいサドルに交換するこ
とにしよう。
 まずは、ホームセンターに出発。
 そう思って家を出かけようとした時、ある
ことに気が付いた。
 我が家には、実はもう一台自転車がある。
 これは、父がどこかから頂いてきた古い自
転車で、ステンレスではないので全体にかな
りさびてしまっている。
 その上、半分雨ざらしのような場所におい
てある。
 乗って乗れないことはないが、自転車は2台
もいらないので私は乗っていないのだ。
 その自転車のサドルを見てみると、何とサ
ドルだけは新品そのものなのだ。
 これは使えるかも。
 そう思った私は行動計画を変更した。
 このサドルを取り外し私が今乗っている自
転車のものと交換することにした。
 工具箱からモンキースパナを取り出した。
 多分これでナットを外せばよいだろう。
 ナットは簡単に緩めて外すことが出来た。
 ボルトを抜くと、サドルは自転車から外れ
た。
 古い自転車からもサドルを外した。
 だが、順調なのはここまでだった。
 私は交換するサドルを取り付けようとした
が、うまく出来ない。金具がうまく組めない。
 いくらやっても同じである。
 簡単に外せたのだから簡単に元通りに出来
そうなものだが、その構造を知らないまま分
解してしまったのでうまく復元出来ないのだ。
 私は、このサドルが自転車にどういう具合
に取り付けられているのかをよく確認しない
まま外してしまったのだ。
 こういう作業に堪能な人なら、予め分解前
に構造を確認してから作業に取り掛かるのだ
ろう。
 あ~、困ったなぁ。
 このまま、自転車を押して自転車屋さんに
行って新品のサドルを付けてもらおうか。
 そんなことが頭に浮かんだ頃、ふとお隣を
見ると自転車が止まっている。
 お~、あれを見ればわかるかも。
 そう思いその自転車のサドル部分を見に行
った。
 なるほど、私のやり方では金具の向きが逆
なのだ。
 私は金具を組みなおしボルトを通した。
 今度はすんなりいった。
 そしてナットを締めた。
 それから古い方の自転車には今まで使って
いたサドルに付け替えた。
 何とか作業は終了した。
 分解開始から、交換終了まで1時間もかかっ
てしまった。
 私はこういう作業は遅い方だが、今回は特
に手間取った。
 やはり事前の確認は欠かせないものという
ことを再認識させられた。
 新品を自転車屋さんで付けてもらっても、
3千円ほどだろう。
 だが、自分で付け替えることが出来て、少
々嬉しい。