不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

金具を取り替える。

 私は我が家の食料庫の戸を開けた。

 あれ?

 感触が違うな。

 入用のものを取り出し戸を閉めようとする。

 閉まらない。

 フカフカしたままだ。

 取っ手の脇についている金具を見る。

 あぁ、バカになっている。

 とうとう壊れたか?

 私はすぐにドライバーを持ってきて、金具の取り外しにかかった。

 外してもその後の当てはない。

 変わりの金具が用意されているわけではない。

 金具がどうなっているのか?

 ひょっとしたら自分で直せるかもしれない。

 私は自分の能力を顧みずにそう考えたのだ。

 金具が外された。

 それは中央に三角錐を寝かしたような形の出入りする留め金が有る。

 三角錐が反応しない。

 裏返してみる。

 あぁ、バネが折れている。

 こういう仕組みになっているのか。

 私はこの金具をよく見るのは今回が初めてである。

 おなじみの金具でも知らないことばかりである。

 そもそもこの金具の名前を知らないのだ。

 さて、どうしようか?

 私はすぐにこの金具を買いに行くことにした。

 いつものホームセンターなら取り扱いがあるだろう。

 私は外した金具をポケットに入れ我が家を自転車で出発した。

 店に入るとこの金具がおいて有りそうな売り場に直行した。

 探してみるが見つからない。

 店員さんに持参の金具を渡して「これと同じものを下さい」と頼む。

 店員さんに案内され売り場に向かう。

 同じサイズの金具を見つけ出してくれた。

 購入し帰路の途中に他の店でも買い物をし自宅に戻る。

 帰宅後、金具の取り付けを始める。

 簡単に作業は終わった。

 戸を閉めてみる。

 「ガチャン」

 おぉ、この音、この音!

 思い返すと、この1~2年こういう開閉音がせず、小さな音しかしなか

った。

 その頃から、すでにかなり劣化が進んでいたのであろう。

 この金具の名前は”三角戸刎さんかくとばね”というそうだ。

 見たままを表している名前だ。

 戸刎はふりがながないと読めないなぁ。

 まずは作業完了してよかった。

 私としては早い対応だった。