不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

農機具を友人に譲る。その①

 先週、友人のNから電話がかかってきた。
「あの件ですけど・・・」
 あぁ、ようやく取り掛かれるのか。
 私は昨年の6月にNに父の残した農機具を
譲る話をしていた。
 父は晩年に家庭菜園をしていた。
 私にはなぜそんなに道具が要るのか?と思
う程、父はいろいろ集めていた。
 その時の農機具が父の没後そのまま残され
ていたのだ。
 父は道具好きだったようだ。
 店に行っていろいろな道具が売っているのを
見ると、同じような物を既に所有していても、つ
い買ってしまっていたらしい。
 私もノートなどのストックを何冊も持っているの
で、親子ともども同じようなものだが、こちらは文
房具である。
 保管にそれ程空間を必要としない。
 だが、農機具は場所をとる。
 しかも、野外で土に関係するものなので室内に
は置けない。
 物置小屋か、さもなければ屋根のある屋外の
それなりのスペースが必要になる。
 私は自分では家庭菜園はしていない。
 将来、急に家庭菜園に目覚める、と言うことが
あるかもしれないが、とりあえず今のところ使う予
定がない。
 となれば、これはどなたかに譲る、ということに
なる。
 これが私の生活上の基本方針である。
 眠ったままなら、使ってくれる人に差し上げた
方が物も生きると言うものである。
 私はこの農機具の譲渡話を、昨年の6月にし
ていた。
 そのリアクションがようやく来たのである。
 
 ~続く~