そう言えば、Kさん宅でお喋りをした翌日、K
さんの奥さんが我が家に来られた。
「昨日は、長く引き止めちゃって悪かったねぇ」
えぇっ?!長く引き止める?
私は、そんな風にはまるで思っていなかった。
それどころか、長々と独演会のようなことを
して悪かったなぁ、と思っていたのだ。
「これ貰ったんだけど、食べる?」
Kさんは私にレジ袋を差し出した。
それはKさんの知人が家庭菜園で栽培した
キュウリとナスだった。
「うちは二人だけだから、そんなに食べないのよ」
おぉ~、ちょうど旬の野菜だ。
はい、頂きます。
私は有り難く頂いた。
家庭菜園の野菜は、一味違うと思う。
洗練さには欠けるが、何だか味が濃いような
気がする。
それにしても、これは昨日のお礼なのだろうか?
そんなためになるになるようなことは、何一つ
話していない。
ひょっとすると、古い落花生には気をつけましょ
う、という話は役に立ったのかもしれない。
これは当ブログでも以前記した、私が古い落花
生を食べ、お腹が特急列車連続発車になった一
部始終についてである。
あの話は笑える話ではあるが、実体験に基づい
た一切の誇張を排した話であり、少しは教訓を含
んでいると言えるかもしれない。
それにしても、何だか恐縮するようなことが多い
日々である。