不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

投票依頼の電話が再び。

 土曜日の午後は各種セールスの電話がよく
かかってくる。
 昨日も電話の呼び出し音が鳴った。
 あぁ、またセールスか、とは思ったものの
一応電話に出た。
 最初からセールスの電話だと思っているの
で、応対もテキトーである。
 声にも力が入らない。
 受話器を取ると「○○さんのお宅ですか?」
と女性の声がした。
 その通りなので次のように応えた。
「はい、そうです」
 暑いこともあり、腑抜けたような声である。
「今回立候補させていただいております××
でございます」
 なんだ、選挙の電話か!
 しかも、J党だ。
 私のコミュニケーション・スイッチが入った。
 このスイッチがオンになると態度が一瞬に
して変るのだ。
 ここは、そつなくやり過ごすぞ。
 それにJ党のネットワークはあらゆるとこ
ろに張り巡らされているので、いい加減な受
け答えはまずい。
 大都会ではなく小さな地域社会での出来事
である。
 良い評判はなかなか広まらないが、悪い評
判はすぐに広まってしまうのだ。
 電話の女性の声は続けた。
「明日の投票日には是非××によろしくお願
いします」
「はい、わかりまいた。どうも、ご苦労様で
す」
 私は出来るだけ丁重にそう言った。
 よしよし、これでよかろう。

 実は私は既に期日前投票をしている。
 しかも投票したのは小選挙区比例区もJ
党ではない。

 あ~ぁ、またまた嘘をついてしまった。
 だが、これも忍法世渡りの術なので仕方が無
い。