不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

芝生は贅沢品。

 我が家の両隣は、どちらも庭に芝生がある。
 だが、その芝生の様子は対照的だ。
 Kさん宅の芝生は手入れが行き届いていて
いつも綺麗である。
 一方Nさん宅の芝生は雑草に覆われ瀕死の
状態にある。
 同じ日照条件でも生育状態はまるで違う。
 これは、管理者の熱意が大きく異なるから
だと思う。
 Kさんのお宅は、夫婦揃って園芸好きで毎
日一定時間を庭の手入れに当てている。その
ため芝生だけでなく他の植物も実に見事に育
っている。
 家族の一人でも園芸に熱心な人がいれば、
庭も美しく保たれるものだが、熱心な人が二
人もいれば万全である。
 かたやNさんのお宅は、ご夫婦共に園芸に
はあまり興味が無いようだ。
 芝生の他にも植物はあるが、ほぼ放ったら
かしのままである。
 芝生も庭を造った時に植えてみたものの、
手入れが行き届いていたのは最初の1~2年
だけだった。

 芝生の手入れは特別に難しいものではない
と思う。
 だが、こまめに手入れをしなければならな
い。
 そして、この手入れが面倒なのだ。
 熱心な人なら何でもないことでも、その気
があまり無い人にはなかなか出来ない。
 日頃からきっちり管理できれば良いがそれ
がなかなか出来ないものだ。
 芝生そのものは、それほど高価なものでは
ないが、上手に育て維持するには手がかかる。
 つまり、一定以上の労力が必要ということ
になる。
 実が出来るわけでもなく花も咲かない。
 葉が食べられるわけでもない。
 ただの葉足の短い草である。
 芝生の上で寛ぐということも当然出来るが、
殆どが一種の観賞用として育成されている。
 ということは、芝生は一種の贅沢品である、
ということではないだろうか。
 芝生は贅沢品というのは、少々乱暴な言い
方かもしれないが、維持にかかる手間を考え
ると、やはり贅沢品だと思ってしまう。