開幕早々にしてすでに暗雲立ち込めるオリンピック日本選手団。

　まだ開幕したばかりだが、北京オリンピッ
クにおける日本人選手の成績は今のところあ
まり芳しいものではない。
　私は、オリンピック種目に関しては、どれ
も詳しくない。そのため新聞や雑誌、テレビ
の予想や解説を読んだ知識を基に判断するこ
とになる。
　現時点では、日本人選手の成績はそういっ
た媒体の事前予想を大きく下回っているよう
だ。
　私は、どの選手も普段から一生懸命やって
きた上でのことなので、まぁ仕方ないか、と
思ってしまう。
　選手団や選手には税金からお金が出ている
らしいけれど、彼ら選手もそれなりの持ち出
しがあったりして大変なのではないかと思う。
　企業がスポンサーについている選手も、実
際には思ったほど丸抱えでもないようだ。
　選手が所属する企業は、選手が練習に打ち
込める環境を提供しているのだから、相当な
ものではある。
　かと言って一生面倒を見る、と言うほどの
ものではないらしい。
　中には、選手引退後も一生雇用を保障する
会社もいくつもあるようだが、それも社内で
の昇進が確約されているわけではない。
　若い選手時代には練習付けで会社の業務に
関してはあまり知らず、現役引退した30歳ほ
どで会社組織の中に放り込まれて大いに戸惑
うこともあるそうだ。
　それで会社に馴染めず退社してしまうケー
スもある。
　各メディアは、こういう湿っぽい話題は報
じたがらないが現実はなかなか厳しいようで
ある。

　私はプロ選手が出場する野球などには厳し
い目で観るかと思うが、それ以外に対しては
ゆるい視点しか持っていない。
　
　出来たら活躍して欲しいけれど、駄目だっ
たら駄目でそれも彼らの人生である。
　無闇に責めるのも酷な話だと思う。