不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

今年一番最初のセミが鳴いた。

 一昨日の夕方の天気予報で予報士が「明日
からは、ぐっと暑くなるでしょう」と言って
いたのだが、見事そのとおりになった。
 それまでは、梅雨で湿気が多いとはいえ、
まだそれほど暑くはなく、過ごしやすかった。
典型的な初夏の気候だったのだろう。
 だが、地球はいつまでもそのままでいては
くれない。
 一気に本格的な夏になってしまった。
 いくら7月に入ったからと言って、そうすぐ
に暑くなってくれなくとも良いのに律儀なこと
である。
 地球はカレンダーが読めるのかもしれない?

 これだけ急に暑くなると、体の方がすぐには
ついていかない。
 ただ動くだけでも、とても大きなエネルギー
が消費されるような気がする。
 いつも以上にルーズになってしまいそうであ
る。

 そんな真夏2日目の朝、今年一番のセミが鳴い
た。
 もうそんな季節なのか。
 数日前、ラジオで「うちの方ではセミが鳴き
始めました」というお便りが読まれていた。
 私は、早いところもあるんだなぁ、と思って
聞いていたが、当地もその仲間入りである。

 そのセミは、まだ1匹だけのようでしばらく鳴
いた後、黙ってしまった。
 自分ひとりだけで鳴くのもつまらないと思った
のだろうか。

 春を告げるのはウグイス、というのが美しい日
本の風景だと思うが、このあたりではウグイスは
必ずしも飛んできて鳴いてくれるとは限らない。
 運が良ければ、その声が聞ける、といったとこ
ろである。
 そして、夏を告げるのはセミである。
 こちらは、幸いにも今のところ確実に鳴いてく
れている。
「お~い、夏が来たぞぅ」と言っているようであ
る。
 今日のところは独唱だが、これが合唱になる頃
には、夏も盛りである。
 その時分には体も暑さに慣れているのだろうか?