不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

タイヤを交換する。

 自転車のタイヤが大分減ってきたので交換
をしてもらいに自転車屋に行った。
 前輪なら自分で換えられるのだが、後輪は
私の手に余る。チェーンを外したり、再装着
するのに手間取るのだ。
 後輪のタイヤはツルツルになっている。薄
っすらと溝の跡が見えるだけである。
 ツルツルでもクルマではないので、実際の
走行には何ら支障はない。路面とのグリップ
がどうの、ということはないのだ。
 だが、ここまで減ってきていると何時パン
クするかわからない。通常であればどうとい
うことはないものを踏んだだけで穴が開いて
しまう可能性がある。
 前回もこれくらいになってから、パンクし
たのだ。
 私は、タイヤだけ換えてもらうつもりでい
た。チューブはまだいける、と思っていたか
らである。
 前回も利用ことがある自転車屋に行った。
「すいません。タイヤだけ換えて欲しいんで
すけど」私がそう言うと店主らしき人は、ち
ょっと困ったような顔ででこう言った。
「うちは、タイヤとチューブは一緒に換えて
もらうことになっているんだけど」
 そうか、この店ではタイヤだけの交換はし
ないのか。
 それが普通なのか?
 どうしようかな、と思ったが、まぁいいか、
と思いタイヤとチューブの両方を交換しても
らうことにした。
 タイヤが駄目になると、中のチューブも同
程度に疲弊し駄目にになっているので、両方
同時に交換すべきである、ということを読ん
だことがある。
 でも、穴も開いていないものを換えるのも
何か勿体無い気がしていたのである。

 椅子に座って作業が終わるのを待つ。
 テレビでは何故かレッドカーペットが流れ
ている。店主が録画しておいたものを見てい
たようである。
 さすがにプロは仕事が早い。
 20分ほどで作業は終わった。
 これで、しばらくは大丈夫である。

 自転車にまたがり店の外に出ると、梅雨の
時期とは思えぬ日差しが私を照りつけてきた。