不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

オール電化で大丈夫なのか?

 電力会社によるオール電化推進の話には、
私は少々疑念を持っている。
 オール電化とは、家庭における電化製品は
もとより、その他のあらゆる熱エネルギー関
連の機器まで電化製品に変えてしまおうとい
う運動である。
 これは未来的でとても良さそうに思えるが
本当にそうなのだろうか?
 果たして電力は、将来においても安定して
供給されるものなのであろうか。
 何かのアクシデントで供給量が激減すると
いうことは起こりえないのであろうか。
 私は、新潟地震における原発に対する東京
電力の対応を見ていると、どうにも心もとな
いものを感じてしまう。
 東京電力の職員は、ただおろおろしている
だけのようにしか見えなかった。
 社長も後の会見の中で、地震という突発的
な天災で仕方が無いというような会見をして
いた。
 大丈夫なのだろうか。

 ガス器具やガス管を取っ払い、灯油関連の
暖房器具を処分した後に「実は電力が十分に
供給できなくなりました」とか言い出さない
だろうか。
 企業と言うものは、簡単に前言撤回をする
組織である。
 自己防衛とあれば、前日まで行っていたこ
とでも都合が悪いとなれば、すぐに引っ込め
て無かったことにしてしまうのだ。

 オール電化のうたい文句に乗せられて、早
まったことをしてしまうと、後悔することに
なるのではないだろうか。
 
 私は、東京電力の社長のあのお公家さんの
ような物腰に、どうしても不安を覚えてしま
うのである。
 競争が無い独占的な企業には、危機感と言
うものが欠如しているものである。
 危機感が無ければ、子供と同じである。
 子供に未来予測をしろといっても無理な話
だと思う。子供には、バラ色の未来しか見え
ないからである。
 つまり、危機感が無ければ未来への対抗は
不可能である、と言うことなのである。

 電力会社に任せっぱなしで良いのであろうか?