不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ウガンダで甦るオーストラリアの学校制服

 先日当ブログを訪問されたオーストラリア在住の方のブ
ログを読んでいた。
 その中で興味深い記事を見つけたので引用させて頂く。


 オーストラリアからのある旅行者が、ウガンダで オー
ストラリアの小学校の校章(ロゴマーク)入りのユニホーム
を着ている人を見かけた。
 16歳のウガンダ人は黄色い学校名入りのポロシャツが、
オーストラリアから送られてきた物とは知らなかった。
地元のマーケットで2ドル 200円で買ったそうである。
 この旅行者は ユニホームを着ている青年の写真を撮らせ
てもらい、オーストラリアに帰ってきてから、途上国の人々
の役に立っている事を伝えるつもりで新聞社に写真と記事を
持ち込んだ。
 古着を寄付するのは時間の無駄にはなっていないのだ。

 と、ここまでが新聞の記事。
 そしてブログ作者の解説と感想が続く。

 こちら(オーストラリア)の公立小・中・高校ではポロシ
ャツがユニホームです。
 胸の所に学校のロゴマークが付いています。
 この旅行者は遠く離れたアフリカで、見かけた事のある学
校名を見て驚いた事でしょう。
 うちの近所の教会や学校には古着を入れるボックスが置い
てあります。
 まだまだ着られる物を役立てるのは良い事だと思います。

 いい話である。
 寄贈してしまえば、その品がどうなっているのかというこ
とは、実際には分からない。個人では調べようもないし、企
業や団体でもそれは難しい。
 物の流れを突き止めるのは、極めて困難な仕事なのだ。
 だが、こうしてウガンダの人が喜んで着ておられるという
ことが分かると、物品寄贈にも力が入る。
 それにしても、ウガンダで200円とは、現地の実勢物価
を考えると、とても高価なポロシャツになってしまっている。
 ウガンダでの200円は日本で言えば、5~6千円位にな
るのではなかろうか。ひょっとしたら、もっと高価なのかも
しれない。
 寄付した品物で商売する人がいるというのも、残念ではあ
るが現地には現地の事情があるのだろう。
 その新聞にはその黄色のポロシャツを着た褐色のウガンダ
の少年の写真も載っていたそうだ。褐色の肌に黄色のポロシ
ャツはよく似合うことだろう。
 学校の制服や体操服は、信じられないほど耐久性がある。
これは日本のみならずオーストラリア製も同様らしい。
 きっと、そのウガンダのポロシャツも永く愛用されること
だろう。
 
 リサイクルに関して批判的な人もいるが、こういう現実に
も是非目を向けて欲しい。

 世界には、多くの人が物質的な困難の中で停滞しながらも
生きている。