不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

自転車のパンクを修理した

朝、愛車の後輪がパンクしているのを発見した。
 昨日、空気が抜けているな、と思い空気を入れておいた
のだが、どうやらタイヤに穴が開いているようだ。
 このタイヤも長く乗っているのでツルツルである。これ
がクルマだったら、捕まってしまうだろう。
 そのうち取り替えよう、とは思ってはいても、自転車の
タイヤの場合、ツルツルでも大きな支障はないので、その
ままにして乗っていたのだ。
「うわぁー、あの自転車のタイヤ、ツルツル!」とか言わ
れることもない。
 だが、タイヤがツルツルになると、パンクしやすくなっ
てしまう。ちょっとしたものでも踏めば、パンクしてしま
う。かといって、そのパンクの元を避けて走ることなど出
来ない。小さくても刺されば、即KOなのである。

 さて、パンク修理を開始する。
 空気を抜いて、タイヤを外してチューブを取り出す。内
臓を引っ張り出しているようだ。自転車の黒い内臓。
 そして、再びチューブに空気を入れる。
 バケツに水を汲んでくる。
 チューブをバケツの水につけて、穴を探す。
 穴はすぐに見つかった。比較的大きな穴だ。やはり、タ
イヤがツルツルなせいだ。
 穴の周囲2cm四方を紙やすりで擦り、平らにする。こ
うすることで、ゴムのリがうまく接着する。
 ゴムのりを薄く塗る。
 3~5分、ゴムのリが乾くのを待つ。
 そこへ、修理パッチを貼る。
 パッチを叩いて、接着を確実なものにする。
 チューブを元通り、タイヤに収める。

 私が作業を行っていると、お隣のKさんがご主人とクルマ
でお出かけになるところであった。
 私がパンク修理をしているのに気がついて、こちらにやっ
て来た。
「へぇー、パンクの修理が出来るのー!」
 私は、庭の雑草を抜いていても感心されるし、パンクの修
理をしていても感心される。
 私としては、なかなか複雑な心境ではある。
 余程、自分では何もしない人間だ、と思われているのかも
しれない。

 自転車の補修用品は、ホームセンターに行けばかなり置い
てある。誰でもパンクの修理ぐらいは自分でするのかと思え
ば、そうでもないのかもしれない。
 えー、パンクの修理までは自分でします、と答えた。
 Kさんは、ご主人にまで、声をかける。
「自分でパンクが直せるんですって」
 うーん、そんなに珍しいことなのかな?

 前にも、他の人にパンクの修理をしているのを見られて、
「あっ、パンクの修理をしてる」と言われたことがある。

 パンクはプロに任せるのが、今風なのか?
 
 だが、パンクの修理くらいは自分で出来るので、自分でし
ている。
 これが、結構楽しいものなのだ。
 修理も創造的行為の一環であるからなのかもしれない。

 直した自転車で早速出かけた。
 春の空気が気持ちが良かった。