不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

認知症は過去に生きることにより発症し悪化していく。

 いつもの集いに行った。

 この集いの高齢者には認知症が多い。

 認知症の種類や程度は様々である。

 私は彼らを観察している。

 その中で導き出したことがある。

認知症になる人は、過去に生きる人たちである」

彼らは、日常的に過去の思い出に浸っている。

それが楽しいのか快感なのか、彼らの脳の中は自分の過去の経験が繰り返されている。

 この行為により、魂の力が著しく弱まり、脳が破壊されていく。

 そして、認知症となる。

 「回想療法というものがあるぞ」という声が、あるかもしれない。

 だが、それは逆効果である。

 過去は幻想である。

 幻想に塗れて時間を過ごすことは、自分が本来持っている力を奪っていく。

 こうして奪われた力は二度と戻ってこない。

 そして退化が始まってしまう。

 このことに現代医学が気がつくまでに、どのくらいの時間がかかるのだろうか?