不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

見守るしかできない:認知症に向き合う私たち

 いつもの集いに行ってきた。

 今日は常連参加者が揃った。 

 NZさんは、多弁でハイだった。

 彼女は進行した認知症である。

 新型コロナワクチン接種者であるが、自分がこれまでに何回接種したのかも覚えていない。

 話しぶりは辿々しいことなどもなく普通である。

 ハキハキと話す。

 そのため、初対面の人はNZさんが認知症だとは気が付かないかもしれない。

 だが、5秒前のことも記憶に残っていない。

 自分の発言や行動も覚えていない。

 新型コロナワクチン接種により、認知症の進行が早まっていると私は推測している。

 「何でもかんでも新型コロナワクチンのせいにするな」という声も聞こえそうだが、そう考えてしまう。

 あまりに進み方が早いのだ。

 当人も自分の認知症が酷くなりつつあることを薄々理解しているようだ。

 薄々である。

 明確な認識はないようだ。

 気の毒だが、これもNZさんのこの世における人生である。

 私たちは見守ることしか出来ない。