不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

道具としての存在

 私にはヒーリング能力があるのだが、殆ど誰も頼みに来ない。

 何故か?

 誰にも言っていない、公表していないからである。

 誰も知らないのである。

 「私にはヒーリング能力があります」などとは、言うつもりはない。

 厳密には私自身にその能力があるわけではない。

 私は、ただの道具である。

 水における水道管、電気における電線のようなものである。

 水や電力が通ってこその水道管、電線である。

 それが無ければ、ただの邪魔な管でしか無い。

 私自身は無能なアホである。

 だが、「こいつを使ってやろう」という力の主の意向が働けば治癒の道具となる。

 その私が「私が癒やしている」などと思い始めたら、すぐに転落するであろう。

 転落している最中は、空に浮かんでいるので体感は無いが、地面に打ち付けられば、バラバラになってしまう。

 常にそれを意識していく所存である。