不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

皆が一律にそう考えている。

 いつもの集いの常連さんのうちで、新型コロナ罹患による欠席が続いている方たちの状況が入ってきた。

 いずれも同居している家族も同時に感染している。

 家族のいずれかが罹患し家人に感染させたのだろう、とのことだった。

 症状は発熱と咳が出ている。

 彼らは皆が新型コロナワクチン接種済みである。

 そのためか、発病していても病状に対しては楽観的である。

 (ワクチン接種したから、この程度で済んでいるし酷くはならないだろう)と思っている。

 (ワクチン接種したのに、何故罹ったのだろうか?)とは決して考えないようだ。

 「ワクチンを射てば新型コロナには罹らない」という接種開始当初の謳い文句はすっかり忘れ去られている。

 今は「射てば重症化しない」ということに入れ替わっているようだ。

 接種者である自分たちに都合が悪いことは自動的に消去され、別の効果が繰り上がっている。

 誰かにその様に指示されているわけではない。

 だが、皆が一律にそう考えている。

 何か別の力にコントロールされているように見える。

 これは現実に起きていることであり、同時にSF小説的である。

 彼らはまるでアンドロイド、ロボットである。

 私たちは、まさに今、SF小説SF映画の世界に生きている。

 実に興味深い。