瀬戸内寂聴氏が亡くなった。
私はこの人をマトモな宗教家とは捉えていない。
尼さんのコスプレをしていた小説家と見做していた。
私は世間の皆さんも同様の考えをお持ちであろう、と思っていた。
だが、それは甘い期待だった。
沢山出された追悼記事には、瀬戸内氏を立派な宗教家として称えるコメントばかりだった。
「故人の悪口は言わない」日本の美風では収まらない熱があった。
えぇ~この人達、本気でそう思っているのかぁ?
日本はチェコと並ぶ世界で最低ランクの信仰心が低い国である。
そうした風土においては、瀬戸内氏程度でも宗教家として認められるようだ。
無茶苦茶である。
大いに呆れてしまう。
嘆かわしい。
実に信仰心が低い国らしいなぁ。