日曜日夕方の雑草抜きは蚊の襲来により途中で中止となった。
この続きをいつやろうか?
私は翌月曜日の早朝に行うことにした。
開始は5時35分だった。
この時間帯は涼しい。
昼間の暑さとは大違いである。
日が照る前に終わらすことにしよう。
私は作業を始めた。
と言って特別なことは特に無い。
いつも通りの雑草抜きである。
毎年根っこまで抜いている雑草が、ほぼ同じ場所から今年も生えてきている。
根だけ生きているのか?
私が気づかぬうちに種を落としているのか?
いずれにせよ、厄介な奴らである。
雑草には情けは無用である。
「雑草を可愛がりましょう」などという教えは、世界中どこにもないであろう。
聞いたことも読んだこともない。
誰からも嫌われ疎まれる存在である。
勝手に生えてきて、すぐに大きくなる。
生命力は見事なものだが、讃えられる美点はそれくらいしか思い当たらない。
ひょっとしたら雑草にも良いところがあるのかもしれないが、基本的に歓迎されざる存在である。
嫌がられてもめげずに生えてくる。
これを「逞しい」と見るか「図々しい」とみるか。
私はそんな雑草たちを容赦なく抜いていく。
そして、だいたい当初の目標はクリアできたようだ。
幸いにも、蚊には三箇所ほどしか刺されていない。
家に入って時計を見ると、7時10分であった。
おぉ、1時間半以上をやっていたのか。
これで、当分雑草抜きはやらなくても良さそうだ。
否、油断は出来ないな。
奴らは知らぬ間に忍び込み根を張る。
気をつけて見なければいけないな。
だが、それが私にはなかなか出来ないのである(笑)