月末である。
掃除機のダストボックスの水洗いをしようか。
通常日曜日にはこの作業は行わないのだが、今朝は早
起きのお陰で時間がある。
空の様子はどうだろう?
曇り空である。
降りそうな灰色の雲ばかりだが、すぐには降らないであろ
う。
それにこの時期は朝でも直射日光は強く、曇り空は好都
合である。
私は作業の実行を決めた。
私は庭に出る。
暑くないな。
日差しがないと体感気温にこれほど差があるのか。
これは助かる。
だが、良いことばかりではない。
敵もいる。
蚊である。
私の両手が塞がっているのを見てか、ホイホイ襲ってくる。
嫌な奴らである。
数匹を成敗する。
それでも次々と刺客が現れる。
このままでは刺されっぱなしである。
私は作業のペースを上げる。
多少手抜きとなっても仕方ない。
冬は寒くて作業ペースを早め、夏は蚊が出るのでやはり
早める。
しっかりやるのは、春と秋だけである。
そして、なんとか作業は終わった。
ついでに雑草抜きを少しやったが、こちらも蚊の嫌がらせ
で途中でやめた。
私は急いで家に入った。