不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

当市の水害を考える。

先日の大雨で当市における水害について考えてみる。

 当市は「台風銀座」と揶揄されるほどの台風の通り道である。

 加えて一年中大風が吹く土地である。

 では、過去において水害があったかと言うと幸いなことに無い。

 おそらく市全体が微妙な傾斜地になっているからであろう。

 目で見てもわからない。

 普通に道を走っていても「傾斜になっているな」と実感することは無い。

 気をつけていても、体感は不可能である。

 それほど微妙な僅かな傾斜なのだ。

 そのため雨が大量に降ってもゆっくりと流れていくのであろう。

 では、河川の氾濫、決壊は起こらないのか?と言えば、それも無い。

 戦前や江戸時代以前にはあった。

 河川が氾濫、決壊し河川の流れが変わってしまったことも何回もあったと記録されている。

 だが、その後の土木技術等の飛躍的な進歩のおかげもあり、氾濫、決壊は起きていない。

 想定を大きく超える降雨があれば話は別である。

 そうした降雨が今後も絶対に無いとは言い切れないが、幸いにも今日までは起きていない。

 先日の大雨は、危惧される災害を連想させるだけの脅威ではあった。

 自然災害は、人力でなんとかなる部分と、どうにもならない部分がある。

 たまたま当市はそのあたりがうまくいっているだけなのかもしれない。