朝、資源ごみの搬出のため家を出た。
今日持っていくのは ペットボトル1本と飲料の空き缶2個である。
搬出所となっている公園グランドまで歩いていく。
途中、湧き水が出ている場所がある。
その昔、私が子供の頃は物語のようにこんこんと湧いていたのだが、今ではすっかり水量が減ってしまっている。
激減である。
しかし、ここのところの大雨により水量は増している。
そこへ小学校低学年くらいの男の子が小走りにやって来た。
湧き水が溜まっているのを見て、しゃがんで水遊びを始めた。
おぉ~、今の子でもやるのか。
私たちの世代でも子供の頃は、この湧き水で遊んだものだ。
何やら楽しそうである。
登校前の僅かな時間に遊びに来たのか。
こういう遊びは、今の子供達にも何かアピールするものがあるんだなぁ。
各種デジタル化、ハイテク化した世の中でも、自然と触れ合う楽しさを子供はある種本能的に知っているのかもしれない。
私は搬出所にゴミを出して戻って来た。
まだ遊んでいる。
そんなに楽しいのか。
楽しいんだろうな。
梅雨空の下でも子供は楽しみ方を知っているようだ。