陰謀論信奉者は「正解を欲しがる人たち」であろう。
彼らには「自分もしくは自分たちは正しい」という確信がある。
その正しさの根拠は各々異なる。
不思議なほど自分に自身がある。
「自分は正しく間違っているのはあくまで他者である」
「不愉快な事象が起きているのは他者たちのせいである」と思い込んでいる。
これは独善とも言えよう。
独善は愚かさを示唆している。
彼らは答えを探し求め、ついには陰謀論に絡め取られてしまう。
愚かさは、もうひとつの愚かさに惹きつけられるのだ。
彼らはこう考える。
「今起きている忌まわしい出来事には、それを裏で操っている人や団体が存在している」
これは自然災害においても同様に考える。
地震兵器が発動して地震が起きていると考えている陰謀論信奉者もいる。
陰謀論信奉者は、不幸せ、不都合を誰かのせいにしたい。
誰かのせいにして自分はスッキリしたい。
そして、その首謀者とされる人や団体を攻撃すれば事は済むと考えている。
後先を考えていない。
加えて短絡的である。
だから米国連邦議会議事堂を占拠したりすることも出来るのだ。
実に幼い思考の持ち主なのだ。