新型コロナワクチン拒否派の中には、元々陰謀論者だった方が、おられる。
当ブログでは「陰謀論者とは何か?」を考えてみる。
私の周辺にも、わずかではあるが、陰謀論者がおられる。
彼らは、いわゆる「良い人たち」である。
少なくとも悪人ではない。
むしろ良心的、あるいはお人好しと言えるかもしれない。
ただ、考え方が幾分ネジ曲がっている。
物事を四角四面に考える傾向が強いと同時に斜に構えて見ている。
相反する価値観が同時に存在しているのだ。
彼らは、常に物事に整合性を求める。
そのため「この出来事の裏には、なにか別の力が働いており、その力の源は悪い奴らだ」と考えてしまう。
良い力が働いているとは考えない。
物事を白か黒か、はっきりさせたいという思いが強い。
そのため「敵側」「闇側」「善側」といった言葉、考え方が多く使われる。
彼ら陰謀論者には、カオス・混沌ということが理解できない。
あるいは、理解したくないようだ。
ある意味、幼稚なのだ。
物事には常に「得をする人間、集団」が存在し、それらは何らかの知られざるコネや方法を用いており、それらコネや方法は世間には公表されておらず、既得権益となっている、と考えている。
何かと「あれは、ヤラセだ」と考える。
殆どの現象が、何らかの仕組みに沿って動いており、それを動かしているのは悪い奴らだ、と考えている。
近年では、地震や台風・豪雨も「悪い奴らが操って起こしている」と本気で考えている。
しかしながら、陰謀論者は、いわゆる「おかしな人たち」「狂った人たち」ではない。
多少おかしいかもしれないが(苦笑)、心底イカれているわけでもない。
ただ、面倒くさい人たちなのだ。
当ブログで陰謀論者を定義すると、こんな感じになる。