新型コロナ禍は、様々なものの見方を提案してくれている。
陰謀論的観点というのもその一つである。
「世界における物事は、ある集団が一定の陰謀に沿って意図的に裏で手を結んで起こしている」というのが陰謀論的観点である。
彼らには、偶然や成り行きで起きた出来事は存在しない。
すべて企みの元に起きているとする。
自然現象の極である地震ですら「地震兵器で起こされた」とする人もいる。
かなりイッてしまっているものの見方であるが、彼らは大真面目で真剣である。
わたしはそうした陰謀論信奉者は極々僅かな人しかいないと思っていた。
だが、このコロナ禍により世界には想像を超える多くの陰謀論信奉者が存在することが明らかになってきた。
彼らは「コロナ禍は、特定の人達が起こしている世界を混迷に陥れる茶番劇だ」と言う。
新型コロナウイルスを飛行機等で撒いているとか考えている。
ハハハ、これは面白い。
こうなると、もう笑うしかない。
陰謀論的考え方はかなりの歴史ある思考であるが、このコロナ禍により、強度を増しているようだ。
この世界の生き物は本当に面白く、バカバカしい。