不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

鼻毛と弱さ。

  私が敗北感を感じる時、それは鼻毛を切っている時である。

 主要呼吸器である鼻の最前線に立ち、侵入を試みる外敵から人体を守る頼もしい存在、それが鼻毛である。

 ホコリだけではない、ウィルス等もここでブロックされる。

 感染防止に大きな力となっている。

 だが、その鼻毛が鼻の穴から少しでも外に出ると、「わぁ、鼻毛が伸びてる」とか言われる。

 言われなくとも思われてしまう。

 そうした声に屈し、私も鼻毛を切ることになる。

 あぁ、なんと悔しいことだ。

 他人がどう思うか、を優先してしまうのだ。

 なんと弱いのだろうか?

 他者の思惑に恐怖心を抱いているということである。

 他人の目が気になるなんて、弱さの表れでしか無い。

 私は本心では鼻毛を切りたくはない。

 しかし、己の弱さに依り、切ってしまう。

 あぁまだまだ修行が足りないなぁ。