不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

散髪時にもマスク着用。

 散髪に行くことにした。

 いつも利用しているお手軽安価散髪店では「入店時にはマスク着用」が義務付けられている。

 この掲示を見た時には、もやもやした気分となったが時節柄仕方ない。

 自転車で家を出る。

 この時、私はマスクはしていない。

 散髪店に到着した。

 自動ドアの前でマスクを着用する。

 そのマスクは普通のマスクではない。

 市販マスクではなく、自分で作ったマスクである。

 作ったと言えば聞こえは良いかもしれないが、紙を折りたたんで両端に

輪ゴムを連結したものを取り付けただけである。

 簡易マスクである。

 その紙は読み終わった市の広報誌である。

 そのマスクをして店に入る。

 二人が施術中で、一人の男性が待っている。

 あれ?

 意外と少ないな。

 この店はいつもはお客で一杯だった。

 たまたま今日だけ、あるいはこの時間帯だけなのだろうか?

 私は椅子に座って待つ。

 紙のマスクをしているので「変なマスク!」という視線を浴びるか?と

思っていたが、皆さん無反応だ。

 私の番になった。

 髪型とその長さの希望を告げる。

 担当の理容師さんは、いつも通りに髪を切り始めた。

 えぇ~、ここでもノーリアクション?

 なにか言われるかと思っていたが、何もない。

 笑われるかと思っていた。

 それを期待してもいた。

 しかし、何の反応もない。

 あぁ、自意識過剰だったのか。

 そして散髪は終わった。

 店を出ると、マスクを外した。

 ゴムを外して紙をポケットに入れた。

 使い捨てマスクの使命完了である。

 私は自転車に乗って走り出した。