不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

散髪に行った。

 散髪へ行った。
 私は、もう何年も激安理髪店を利用している。
 今回もいつもの理髪店に行った。
 この店を利用する理由は、主に二つある。
 一つは、この店は我が家から、一番近く、他の用事
を済ませるのにも便利な場所にあるからだ。
 散髪だけのために足を延ばしたくない。
 二つ目は、ポイントカード制度を導入しているから
である。
 スタンプがたまると、一回分の散髪が無料になる。
 一回の料金が激安な上に、さらに一回無料である。
 これは魅力である。
 店に入ると、3人が散髪中だった。
 そのうち2人は女性客だった。
 この店は、いつ行ってもお客の男女比がほぼ半分で
ある。
 これらの女性客は、こまめなおしゃれの一環として、
こうした店を利用しているのだろう。
 髪の長さの微調整だけに来店する。
 私にとっては考えられないことだ。
 私はもちろん、単純な散髪でバッサリ切ってもらうだ
けである。
 私は呼ばれて椅子に座る。
 切り方を聞かれる。
 私はごく簡単に伝える。
 それを聞くと、理容師は少しホッとしたかのような返
事をした。
 お客の中には、細かい注文を言う人もいる。
 これには店側もかなりの神経を使うだろう。
 だが、考えてみれば、オーダーを受け付ける業種は、
そのほとんどが高額な別料金制である。
 オーダーメイドは高い、というのが世間の常識である。
 しかし、理容・美容の世界ではオーダ-をすることは
当たり前、受け付けてもらって当たり前である。
 オーダーを受け付ける分も、料金に含まれているとい
うことなのだろうか。
 いずれにせよ、大変なことである。
 私は理容店において髪型に関して、細かい注文を付
けたことは今まで一度もない。
 ただ、短くなれば良いのだ。
 散髪は順調に進み、そして終了した。
 店を出ると、青空で空気もさわやかだった。