不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お祭り中止で意外な感情。

 お祭りが中止となり、私は正直嬉しかった。

 何かと面倒で気を使うからだ。

 だが、嬉しい一方でちょっと残念だなと言う気持ちもある。

 全面的に嬉しい、ではないのだ。

 これは私としては意外である。

 当地のお祭りは、これまで何があっても行われてきた。

 天皇崩御の時も普通に行われた。

 「少し抑え気味でやりましょう」という申し伝えが事前にあったが、実際

には例年通りのテンションで普通に行事は進められた。

 阪神・淡路大震災の時も東日本大震災の時も同様である。

 事前に「抑えた感じで」と自主規制の言葉があったが、やはりいつも通り

の盛り上がりだった。

 爆弾低気圧が直撃し暴風雨で幟がビリビリになった年も、予定表取りに進

行した。

 当地の人たちは『お祭りは何があってもやる」と決めているようだった。

 強行ではなく、それが普通だったのだ。

 お祭りに関しては当地の人たちは頭のネジが2~3本抜け落ちるようだ。

 そして、今年はあって当たり前のお祭りが無かった。

 それが無いとなると、それなりの喪失感が生まれるようだ。

 お祭りに冷ややかだった私にそんな感情が潜んでいたとは、思ってもいな

かった。