不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

神妙なさんまさん。

 12月1日放送の”誰も知らない明石家さんま”は、さんまさんの素顔に迫

る面白い番組だった。

 この番組は不定期の放送であるが、毎回好評のようである。

 さんまさんが母校の奈良商業高校(現・奈良朱雀高校)にサプライズ

訪問す

るという企画があった。

 服装検査等が行われている同校体育館での全校集会の途中に、突如舞

台に現れるというものである。

 さんまさんは、漫才コンビアインシュタインやりんごちゃんと共に

舞台袖で待機する。

 まずアインシュタインが出ていく。

 館内は大変に盛り上がる。

 文化祭や特別な催しでもないのに、いつもテレビで見ている人気芸人

が舞台に上がっている。

 生徒は興奮状態となる。

 次にアインシュタインンに代わってりんごちゃんが出る。

 アインシュタインだけでも驚きなのに、今人気のりんごちゃんまで来

ている、この状況に館内はなおもヒートアップする。

 二組の芸人を送り出し、残りはさんまさんである。

 舞台袖の出番直前のさんまさんの表情が映し出された。

 精神の統一を図っているのだろうか?

 目を閉じうつむき気味の不動の姿勢である。

 いつもの面白イメージとは違う神妙なものである。

 私はこれまで、こんな表情のさんまさんを見たことがない。

 さんまさんは、人前ではこうした真面目な顔は一切しない人だからだ。

 真顔でも笑わそうとするお笑い怪獣である。

 さんまさんも、こういう顔をするのか。

 そりゃそうだよな。

 お笑い怪獣でも、人間は人間である。

 精神を集中し次に備えるということはするのだろう。

 さんまさんは、顔を上げると足早に舞台に出ていく。

 館内は沸騰する。

 同校の卒業生の英雄であり、現代最高の人気芸能人が目の前にいるのだ。

 生徒は舞台したまで押し寄せる。

 さんまさんは、いつもの調子でお笑いを展開する。

 さすがの腕前である。

 この後さんまさんは、構内を歩き、皆の大歓迎を植える。

 母校の英雄の凱旋である。

 こうしたことをテレビの番組企画として行い絵になる芸能人は、意外と

限られてくる。

 さんまさんは、そうしたことが許される極めて少ない人の一人であろう。

 今回の番組では他にもいくつか面白い企画が放送された。

 それもいずれ紹介したい。

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奈良朱雀高校・体育館舞台袖の明石家さんまさん。