帯津医師がすすめる明るい“死のイメトレ”という話をしてい
る。(週刊朝日)
帯津さんは昔からこんな感じだなぁ。
意図的なのか、本音なのか、この方のメッセージは大体穏
やか過ぎる。
毒にも薬にもならない。
インパクトが弱すぎる。
これを読んで(よし!やってみよう)という気になれない。
帯津さんのお人柄なのかもしれない。
厳しく言うことが出来ない人なのではなかろうか。
全面的に優しい。
優しいことは良いことであるが、それも程度や場面にもよる。
きつく指導した方が効果が大きく早いということもある。
人は概ねナマケモノなので、優しく扱ってばかりいると、それ
に甘えてしまう。
自分から厳しく生きると方向性を選択する人は稀である。
帯津さんの話は読んでいて気持ちの負担にならない。
だが、全般に弱い感じで羽毛でそろそろと撫でるくらいのもの
ばかりである。
これではなぁ、という気になる。
私が死についてイメージトレーニングを勧める場合は、もっと
ハードなものとなる。
だが、効果は大きい。
死は優しいものではない。
優しく語るものではないのだ。