完全に無いわけではない。
毛髪の絶対量が他人様よりも少ないのだ。
では薄毛か?と言われればそこまでではない。
あえて例えるなら寺尾聰さん風なのだ。
寺尾さん御本人がこの形容を読んで気分を害されるか
もしれない。
申し訳ありません。
だが、この表現が他者にはもっともわかりやすいような
ので使わせてもらっている。
こんな私でも20代までは、この自分の髪について気に
してた。
(いずれもっと少なくなるのではないか?)
私の髪はずっとそんな状態だった。
大きく減ることはない。
しかし、これから少しずつ抜けていってしまうのでは?と
いう危惧を思い起こさせた。
20代である。
自分の容姿にはほとんど興味がない私であっても、やは
り気になる。
(あと数年で波平さんのようになるのでは?)
(否、そこまではならないだろう)
(否、わからんぞ。髪ほど当てにならない友達はいないぞ)
自問自答が続くが結論は出ない。
なにかした方が良いだろう。
なにかすべきだ。
そんな日々だった。