不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

長い友と軽いいじめ。その②

 私に対するいじめの当事者は男子生徒ではなかっ
た。
 女子生徒だった。
 女子生徒たちが私に髪のことでちょっかいを出して
きたのだ。
 私が女子に意外なほど冷酷な一面があることを知
ったのは、この頃である。
 一方、男子は髪がどうのこうのといったことを言って
はこなかった。
 もっとも私の髪はいじめの対象になるほどではなか
った。
 普通よりもほんの少し本数が少ないかな、と言った
程度だからでもあろう。
 それに男子は(いずれ自分もそうなるかも?)という
危惧が心中にあったからかもしれない。
 自分の親や祖父らを見ていれば、自身の髪の将来
を容易に察することが出来る。
 一方、女子生徒はそうでもなかったようだ。
 自分は女性だし大丈夫だろう、と普通に思っていた
のだろう。
 私はいわゆる”いじめられやすい生徒”ではなかった。
 少なくとも、それまではそうだったし、それ以降もいじ
めには遭ってはいない。
 今回記すことも、いじめと称するには程度が軽く、い
じめとは言えない行為かもしれない。
 現在報道されているいじめとは規模も程度も極めて
小さいものだ。
 いじめというよりも、嫌がらせ、陰口のようなものかも
しれない。
 だが、それを受けた方はそれなりに傷つく。
 傷つく=いじめ、ではないだろうが、ここでは一応い
じめとする。
 
 ~続く~