不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

散髪に行った。その①

 これは先週のことである。
 私は散髪に行った。
 向かう先はいつもの激安理容店である。
 当地には、この手の低価格理容店が何軒もある。
 余程需要があるのだろう。
 ここ数年は新規参入の店も増えてきている。
 私が利用しているのは、わが家からもっとも近い場
所にある理容店である。
 店の技術その他で選んでいるのではない。
 家からの距離が重要なだけである。
 その日は珍しく待っているお客が一人もいなかった。
 一人の先客が切ってもらっており、私は二人目だっ
た。
 これはラッキーである。
 私はすぐに理容椅子に座らされた。
 いつものように短髪でお願いした。
 かつてはもっと長く伸ばしていた。
 だが、ここ数年、私の毛髪の根性は著しく減少傾向
にある。
 どうやら地肌にしがみついていられないようである。
 それで仕方なく短髪にしている。
 似合うか似合わないかは、この際関係ない。
 長めの髪よりも、少しはマシだろうという悪あがきで
ある。
 今回の理容師さんは若い男性である。
 普通の美容室ではないので、担当者は選べない。
 その時、手が空いている人に切ってもらうことになる。
 前回、前々回は女性、しかも若い女性だった。
 私は、誰に切ってもらおうとかまわない。
 性別も関係ない。
 また、私はごちゃごちゃしたことは一切言わない。
 普通に切って頂ければ、それで良い。
 その日の担当者のセンスにお任せしている。
 こうした私のスタンスは、10代の頃から変わっていな
い。
 私はこうした点については、実に寛容なのである。
 しかし、どうしても我慢できないことがあるのだ。
 
 ~続く~