不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

離色、ほぼ完成。その③

 生殖器の働きを自制するばかりでなく、他の全ての感覚も
制御する必要がある。これらの感覚を不必要に活性化させ
ると、常に多くのエネルギーや活動力を失ってしまう。
 心の中に欲望を抱いたり、感覚の対象物を追い求めてい
るような者は、常に心休まることがなく、不幸な状態にある。
 貪欲な人間は心に平和というものを知らない。
 こうして心を休めることのない者は弱体化していく。
 他方、快感を貪ることに無縁であり、心や感覚の働きを常
自制している者は、平和と力に満ちて生きることが出来る。
こうした心の修行を熱心に行えば、心や霊管(Nadi)、それに
肉体の純潔を得るだけでなしに、クンダリニーの力を容易に
高い次元へ引き上げる力を獲得することができる。
 
 ”ブラフマチャルヤとクンダリニーについて” スワミ・ナーラ
ヤーナンダ

 ヨーギたちは言う、人間のエネルギーの一部は性エネルギ
ーとして、性的想念によって表現されるが、それが抑制、制
御されるとき、それは簡単にオージャス(霊性エネルギー)
へと転換する。
 オージャスは脳に蓄積され、オージャスが人間の頭にたく
さんあればある程、彼はより強力であり、より知的であり、よ
り霊的に強くなる。
 ある人は美しい言葉で、美しい思いを語るかもしれないが、
人々に印象を与えない。
 別な人は美しくもない言葉、美しくもない思いを語るが、彼
の言葉は人々を魅了する。
 彼の全ての活動は力強い。それがオージャスの力だ。
純潔な男性または女性だけが、オージャスを脳に上昇させ
蓄積することができる。
 それが、純潔が至高の徳性と見なされる理由だ。
 その理由により、霊性の巨人たちを生み出した世界の宗
教組織全てが、絶対の純潔を主張するのをあなたは発見す
ることだろう。
 完全な純潔が、思い、言葉、行為になければならないのだ。

 ”オージャスの力 ”ヴィヴェーカーナンダ
 
 以上インド関連の聖者、導師たちの発言を集めた。
 この他にもあるのかもしれないが、日本語では私が探し当て
られたものはこれくらいである。
 まだあるかもしれない。
 ぜひご教授頂きたい。
 ただしチベット仏教関連はご遠慮します。

 ~続く~