不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

特定健診に行った。⑩

 しばらく待つとまた番号を呼ばれた。
 私は通路横の部屋に入る。
 やっと道でもない通路でもない場所に移動である。
 そしてここでも椅子に座る。
 やはり座って待つのであった。
 待ってそして待つである。
 ここでは看護師さんと相対し問診表に記入される。
 六十代の男性が心配そうになにか尋ねている。
 「今朝、コーヒーを飲んだんですけど砂糖を入れてしま
ったんですけど、どうでしょうか?」
 これは重大なことなのか、それとも大したことないのか?
 今日健診があることをすっかり忘れて砂糖をたっぷり入
れてしまったのだろうか?
 看護師さんに何か言われているが、ちょっと聞き取れな
い。
 コーヒーを飲んでしまった後に気づき、すっかりブルーに
なってしまったようだ。
 この部屋も小さいなぁ。
 普段は何に使っているのだろうか?
 少しすると私の番号が呼ばれた。
 私は幸いにも特に問題はないので、問診はスムーズに
終わった。
 ここで持参した用紙と引き換えにクリアファイルに挟まれ
た問診票他の書類を受け取る。
 これを持って健診を受けるという形のようだ。
 そして私は部屋を出た。

 ~続く~