不二家憩希のブログ

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特定健診に行った。④

 私は昨年もこの同じ公民館で巡回特定健診を受けた。
 私が到着した時にはすでに溢れた行列が道路にまで続い
ていた。
 昨年は今年のような5月にしては異例の高温ではなく、普
通の陽気だった。
 それでも屋外は屋外である。
 行列に並んで待った。
 行列はゆっくりとしか進まない。
 結局私が公民館の中に入るまでに20分もかかった。
 建物の中に入っても待つことには変わらない。
 そこでも15分ほど待った。
 そしてようやく最初の受診項目の問診となった。
 ここまで来るのに35分もかかったのだ。
 あぁ、何という時間の浪費であろうか。
 お医者にかかるということは、時間がかかるということは
知っている。
 「病院へ行くと何だかんだで半日仕事だよ」という話はよ
く聞かされる。
 私は(へぇ~そうなのかぁ)と思いつつも実感はなかった。
 私はお医者には殆どかからないからである。
 実体験がないと理解できないことはたくさんある。
 こうした医療体験もその一つである。
 そうは理解はしていても、待つことは私には苦痛なので
ある。
 一分でも待ちたくはないのだ。
 私の許容時間は恐ろしく短いのである。
 
 ~続く~