祭り囃子の乗ってお祭りの一団が現れ始めた。
和服の正装や祭り装束の男性が隊列を組んでゆっくり
と移動してくる。
巫女姿の女の子もいる。
小学校3~5年くらいであろうか、5人ほどの女の子が
巫女姿で歩いてくる。
へぇ~、ここのお祭りでは女の子が参加するのか。
これは私としてはかなりの驚きである。
実は当地の氏神様のお祭りでは、女性は祭礼に参加
していない。
意図的に排除されているようだ。
ただ一人の例外として、祭礼の音楽の三味線を弾く女
性がいるだけである。
主たるお祭りの行事には、女性の参加者はいない。
どうしてそうなっているのか、歴史的にもなにか言われ
があるのであろう。
いろいろと事情があるのだろう。
女性の参加者がいないお祭りは当地だけではない。
当地の近隣の市や隣接する隣の県でもある。
この辺りは歴史的に共通点を持った地域である。
習俗にも共通点が多い。
そんな中での巫女さん役の登場である。
このインパクトは大きい。
~続く~