不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

号砲を頼りにお祭りへ。その㉔

 鳥居から神社を出る。
 来た時は気づかなかったのだが、神社の前には広いス
ペースがある。
 当地の氏神様の鳥居前にもスペースがある。
 隣の町内連合会の神社にもスペースはある。
 区画整理等の際にも、このスペースだけは確保し、残り
を道を敷設していったのでは?という感じである。
 このスペースでお祭りの際の行事が行われる。
 そこで山車が発車したり、展開したりする。
 祭り囃子が近づいてくる。
 晴天の日曜日の午後の青空に、笛の音が溶けていく。
 観客も少しずつ集まってきた。
 あぁ、このワクワク感は久しぶりだ。
 私は地元のお祭には殆ど観に行かない。
 自分が関わっていると、気楽に楽しむ気になれないの
だ。
 だが、このお祭りでは、そうではない。
 私はよそ者である。
 無責任な立場での見物である。
 こういう感じは大好きである。

 ~続く~