くりと走る。
ここの神社の木は丈が高いなぁ。
空のすぐ下から人を見下ろしている。
何という種類の木なのだろうか?
私はこうしたことについても、無知なのだ。
鳥居の前に着いた。
お祭りっぽい雰囲気が鳥居の向こうから流れてくる。
私は自転車を神社の塀の脇に停めた。
鳥居右手前に立つ神社の案内看板を読む。
歴史の古さはそれほどではないが、その後の展開は
なかなか充実している。
当地の氏神様は古さはあるが、現状はもうひとつであ
る。
神秘的な空気が弱いのだ。
氏子の信仰心により神社は栄え神威も増すとされる。
強い信仰心があれば歴史・伝統は関係ない。
古くても寂れてしまう可能性は常にある。
今現在の信仰心が重要なのである。
その信仰心を維持させ継続させる。
これは簡単なようで難しいことである。
”継続は力”とはよく言われるが、この継続が容易で
はないのだ。
~続く~