私はネットラジオを聴いていた。
海外のクラシックの番組である。
(ほぉ、なかなか良い曲だな)
オーケストラの演奏である。
交響曲か?
壮麗でありながらコンパクトに収まっている。
何と言う曲だろう?
演奏が終わり曲目がアナウンスされる。
「デビッド・ボウイのアルバム「ロウ」を素材とした『ロウ
交響曲』でした」
「作曲はフィリップ・グラスです」
へぇ、デビッド・ボウイ?
ボウイの曲をグラスがクラシック曲に仕立てたという
ことか?
そう言えば聞いたことがあるようなフレーズが出てき
ていたような気がする。
私はボウイについては、詳しくないがそれっぽい感じ
は随所に感じられた。
今回の放送で使われたのは、ブルックリン・フィルハ
ーモニック、指揮はデニス・ラッセル・デイヴィスである。
CDは「ボウイ&イーノ・ミート・グラス」と言うタイトル
でフィリップスレーベルから発売されている。
ったミュージシャンが好きなのか。
知らなかった。
存命の同時代の作曲家だから、興味を持っていると
しても不思議ではない。
クラシックや現代音楽とデビッド・ボウイとは隔たりが
あるような気がしていたが、そうでもないようだ。
これは面白い録音だと思う。