私が正月三が日の間に初詣をするのは、珍しい。
初詣とは、その言葉の意味からするとその年に最初に
お参りすればその時が初詣となる。
5月、10月になって初めて詣でる場合でも、その時が初
詣である。
正月の期間中に参らなくてはならない、というものでは
ない。
だが、初詣と言う言葉が含んでいるニュアンスからする
と、やはり正月のうちにお参りすることがふさわしいと言
えよう。
元日を中心とした日本特有の気持ちの移り変わり、切
替を体感するには、やはり正月の初詣ある。
正月の新鮮な空気が初詣によって、より強く印象付け
られる。
などと偉そうなことを記している私であるが、実際に10
月過ぎに初詣をした年もある。
12月30日の一日か参拝しなかった年もある。
大晦日の前日が初詣だったのだ。
これはわざとそうしていたわけではない。
行くタイミングやムードを逸してしまっていたのである。
宗教行為的にずぼらだったのだ。
特に理由はない。
ただ行かなかっただけである。
それがここ数年はできるだけ早めに初詣に行くようにな
りつつある。
私としては三が日でなくとも松の内までに、あるいは正
月である1月中に参拝が出来れば上出来だと思っている。