教派神道の教会に初詣に行く。
行事の開始は朝7時からである。
元日の朝7時である。
(ちょっと早いな)と思いつつも、今年も参加することにした。
私はその教派神道の特に信者ではなく部外者の一参拝者で万年初心者である。
それでも元日のそんな早い時間に参拝するのは、昨年の経験があるからである。
元日に早めに起きて行動を開始すると気分がとても良いことを知ったのだ。
こうした行事が無かったら10時過ぎまで寝ていたであろう。
自転車で家を出る。
時刻は6時35分、月が西の空に明るく輝いている。
日の出時刻には未だ20分ほどある。
クルマは殆ど走っていない。
時折、歩いている人がおられる。
毎日の健康散歩なのか、それとも市内の有名寺院への参拝の途中なのか?
薄暗くも少しずつ明るくなっていくこの時間帯は気分を新たにする効果があるようだ。
有名寺院の近くまで来た。
昨年だと参拝者が大勢歩いていたのだが、今年は少ない。
三分の一くらいか、それよりも少ないかといったところである。
その有名寺院を通り過ぎ、私は教派神道の教会へ自転車を走らせる。
程なく教会に到着した。
開始時刻の7時には間に合った。
行事が始まった。
粛々と進行していった。
日が昇り教会内に日がさし始める。
この情景は感動的である。
そして行事が終わった。
今年も何とかこの元日の行事に参加することが出来た。
正直なところ私にとっては行事そのものよりも元日の朝に早起きして行動する、ということに意義がある。
行事はそのきっかけなのだ。
予定はクリアされた。
まずまずの一年の始まりと言えるだろう。