食料品の買い出しに出かける。
途中、氏神様の前を通る。
境内を見ると、幟が立っている。
提灯も吊るされている。
今日は何の日だ?
幟や提灯が境内に飾られるのは、お祭りの時だけだと
思っていた。
何の行事があるのだろうか?
寄って行こうかとも思ったが、まず当初の目的の食料
品の買い出しが先である。
このあたりが真面目な神道信者さんと違うところであ
る。
もっとも信者さんなら今日氏神様で行われているのが
何なのかご存知であろう。
私はいつものスーパーに自転車を走らせた。
買い物を済ませ、Uターンである。
氏神様の鳥居の右下に自転車を停める。
人がたくさんいる。
それも浅葱色の袴の神職が20人近くいる。
何だ、これは!?
大きな行事が進行中なのか?
それとも準備中なのか?
私は事情がわからないまま参拝をする。
手が空いていそうな方に尋ねてみようか?
何だか取り込み中みたいにも見えるな。
まぁ、良いとするか。
心から知りたかったら聞いてみるだろう。
だが、それをしない。
このあたりの積極性の無さが、私の神道に対する姿勢に
も表れているようである。
私は自転車に乗って家に帰った。
さて、あの行事は何だったのだろう?