私には長年の疑問がいくつもある。
それらは、趣味嗜好の領域から常識問題まで様々
である。
先日、それらの疑問のうちのひとつが解明された。
その疑問とは「ローリング・ストーンズのヴォーカリ
ストであるミック・ジャガーの歌唱スタイルは、ジャガ
ー本人のオリジナルなのか?それとも誰かの影響を
受けて生まれたものなのか?」というものである。
ミック・ジャガーの歌唱スタイルは、独特である。
旋律を歌詞のフレーズごとに短く区切り、平板気味
に怒鳴るように歌う、あの歌い方である。
あのような歌い方は、ロック界ではジャガーだけで
ある。
ロックのみならずポップス界にもいない。
(やはり、あの歌唱法はジャガーのオリジナルなの
か)
だが、ジャガーは音楽とそれにまつわる殆どのこと
を他者の美点の取り込みと消化によって身につけて
きた人である。
歌唱法だけはジャガーの完全オリジナルなのだろ
うか?
歌唱法にも、元々の開発者がいるに違いない。
とはいえ、それが誰だかわからない。
熱心に調べていれば早くにわかっていたかもしれな
いが、何故か今までしてこなかった。
知ろうという気を持っていなかった。
熱烈なファンというわけではではないからだ。
その疑問がようやく解ける時が来た。
~続く~