NHK-FM”歌謡スクランブル”後半の特集は松平健さんだった。
私は”マツケンサンバ“聴きたくてチャンネルを合わあせた。
曲が始まった。
ハハハ、いつ聴いても愉快な曲だ。
面白くて楽しい名曲である。
その後も松平健さんの曲が続いた。
当初は聴くつもりは特にはなかったが、流れで聴いていた。
おぉ!
松平健さんって歌が上手いな。
音程が外れない。
声も良い。
私は松平健さんが、こんなに上手いとは知らなかった。
”マツケンサンバ”の時は音程が微妙に揺らいで聴こえていた。
(あぁ、有名人気俳優が本職ではない歌の世界でも頑張っているな)といった認識だった。
だが、今日の特集を聴いてそれは誤りだということを知らされた。
松平健さんは”マツケンサンバ”においては、意図的にあのようなユラユラとした歌唱をしているのだろう。
これは高等技術である。
ミック・ジャガーやスティーブン・タイラーらが用いている歌い方である。
わざと外してリスナーの注意力を喚起し耳を惹き付けるのである。
本当に上手い人でないと出来ない技である。
う~ん、松平健、恐るべし。